Air Mail「兼井 由美子 氏」後編

Beth Israel Medical Center 兼井 由美子 氏

今回は、アメリカでの仕事と生活について伺います。

臨床における日本とアメリカの違いを教えてください。

医師の仕事としての違いの1つは、専門性と役割分担がはっきりしていることだと思います。医師以外の医療職の数が多いため、日本に比べると雑用がかなり少なく、医師は患者を診て、方針を決め、治療することに集中できます。医師の中でもトレーニング中のレジデントやフェローと、1人前の医師であるアテンディングの役割分担と責任がはっきりとしているため、教育病院では院内当直をするのはレジデントやフェローで、アテンディングになってからは当直をすることはありません。その分、アテンディングには教育をする責任があります。また、オンとオフがはっきりしているので、仕事が終われば、あとは当直の同僚に全て任せることが普通になっています。医師としての働きやすさはアメリカの方が日本よりも上だと思います。